日本野生生物リサーチセンター代表/動物観察ライター

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ニホンツキノワグマ

 


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<No.1> ニホンカモシカ (2015.5.5up)



【分類】偶蹄目(ウシ目)ウシ科
【全長】頭胴長約70~85cm
【分布】本州~九州(局地的)
【見られる季節】通年
【発見しやすさ】都会ー・郊外ー・里山△・山奥◎
【食性】植物食


日本固有種であり、1955年には国の特別天然記念物に指定されている。
低山地から亜高山帯にかけて棲息するが、他の動物たちが入って来られない岩肌の崖など、急斜面のある岩場を好む傾向にある。
「カモシカ」という名前やその風貌から、シカの仲間として見られることも多いが、実はシカではなくウシの仲間だ。
だから見晴らしの良い岩場などでのんびりしていることが多いが、決してダラケているワケではなく、他の動物たちが入りにくい場所で食べた草を反芻する為なのである。
その頭骨を正面から見ると、まるで鬼のように見える。その為、かつては寺社仏閣などで、「鬼の首」の骨としてニホンカモシカの頭骨が納められていたりすることもあったようだ。まぁ気持ちは判らないでもない。
天然記念物に指定されて無闇に狩猟対象とならなくなった(ウシの仲間というだけあって、ニホンカモシカの肉は旨い)こともあり、近年ではその棲息数は増加しており、東京都内でも、青梅市や奥多摩町界隈には相当数が棲息しているようだ。


<No.2> ニホンザル (2015.5.5up)



【分類】霊長目(サル目)オナガザル科
【全長】頭胴長約47~70cm
【分布】本州~九州/普通
【見られる季節】通年
【発見しやすさ】都会ー・郊外△・里山◯・山奥◎
【食性】雑食


日本固有種(屋久島のヤクシマザルは日本固有亜種)のサル。
世界的にも、人を除いて現生する霊長目(サル目)の中では、最も北に棲息するということで、青森県の「北限のサル」が有名だ。
全国的な棲息数はそれなりに多く、基本的には十数頭から時には百頭以上の群れで生活をする。東京都内でも、青梅市や八王子市から奥多摩町周辺には6~8の群れが棲息していると考えられており、それなりの数が棲息していると推測される。
オスの中には、群れを離れて単独で生活をする個体もおり、彼らは「離れザル」などと呼ばれる。時々、都心部に迷い込む個体がテレビなどでも話題になるが、そのほとんどは、町はずれの山の中などからはるばるやってきた離れザルである場合が多い。
最も近縁のアカゲザルとは、約50万年前に分化したと考えられている。




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